第6回情報リテラシー論レポ「キュレーションが必要な訳」2019年10月28日
みなさんこんにちは
先日、沖縄県那覇市にある首里城で、大規模な火災が起きました。
個人的な話になりますが、私琉球王国の文化が大好きで、1度は首里城に行ってみたいなと小学生の頃からずっと考えていた場所だったので、とてもショックでした。
SNSに投稿されていた動画をただただ見つめることしかできませんでした。
悲しい気持ちは消えませんが、今回も情報リテラシー論の講義レポートをまとめていきたいと思います。
今回の動画
お客さんの悩みに応じて、その人にあった本を選ぶ本屋さんの動画です。
この世界にはとてつもなく膨大な量の本がありますから、自分に合った本を自分で探し出すのは至難の技です。
だからこそ、その道のプロが自分に合った本を見つけてくれるサービスというのはとてもありがたいですね✨
そんなわけで、今回の講義はそんな「キュレーション」についての話になります。
ではそもそもキュレーションってなんでしょうか?
「キュレーション」(curation)とは、情報を選んで集めて整理すること。あるいは収集した情報を特定のテーマに沿って編集し、そこに新たな意味や価値を付与する作業を意味します。(Webio辞書より引用)
先ほどの本屋の話にもあった通り、キュレーションとは多くの情報の中から必要な情報を選択するということです。
情報過多な現代社会では、このキュレーションはとても大切なことなのです。
購入するストレス
先進国ではモノを購入する前に情報収集など、製品・サービスについての検討をしない消費者が増えています。
その割合は日本人の約6割と言われています。
事前に情報収集をしなくても、日本のような先進国では高品質な商品を購入できたり、サービスを受けられることもその要因の一つですが、購入時の情報収集がストレスになる場合が多いようです。
(出典:イーンスパイア(株)横田秀珠「情報リテラシー論」講義資料)
購入時に感じると言われる3つのストレスがあります。
1、情報選択ストレス
2、買い物タイミング選択ストレス
3、モノ選択ストレス
です。
多すぎる情報の中から、どの商品をいつ買えばいいのか検討することは非常に困難になりつつあり、それをストレスだと感じる人が多いようです。
だからこそ、情報を取捨選択してまとめるキュレーションが重要になってくるのです。
(出典:イーンスパイア(株)横田秀珠「情報リテラシー論」講義資料
(出典:イーンスパイア(株)横田秀珠「情報リテラシー論」講義資料)
現在はそのキュレーション自体をサービスにするものも増えており、上の図のようにファッションやコーディネートをキュレーションしてくれるサービスなどもあります。
友達と共感
(出典:イーンスパイア(株)横田秀珠「情報リテラシー論」講義資料)
Facebookでは、友達がいいねを元に企業の広告がキュレーションされているようです。
一方的な企業の広告より、このように友達のいいねを参考にした広告の方が、自分にとって興味深い商品、サービス出会える確率が高そうですね。
(出典:イーンスパイア(株)横田秀珠「情報リテラシー論」講義資料)
そんな広告も、いいねをせずにスルーをくり返せば表示されなくなってしまいます。
「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」だとマザーテレサが言いましたが、好きなものを好きだと言い、興味ないものには無関心でいることこそキュレーションなんですね。
ニュースとキュレーション
キュレーションは、ニュースの場面でも必要不可欠なものになっています。
(出典:イーンスパイア(株)横田秀珠「情報リテラシー論」講義資料)
例えばYahooニュースのトピックス人の手によってキュレーションされています。
(出典:イーンスパイア(株)横田秀珠「情報リテラシー論」講義資料)
それとは逆にGoogleニュースはロボットが自動的にキュレーションしています。
(出典:イーンスパイア(株)横田秀珠「情報リテラシー論」講義資料)
他にもGunosyやSmartNewsといったニュースキュレーションのスマホアプリも存在します。
その他にもTwitterのツイートをまとめるtogetterや、Twitterツイートまとめ機能「モーメント」、
「2ちゃんねる」まとめサービスや「NAVERまとめ」など、様々なキュレーションのサービスが展開されています。
テレビのニュース番組を見ている時はじぶんの興味がない分野のニュースも流れ込んできましたが、情報を取捨選択できる今の時代は、自分の興味のある分野だけにカスタマイズされた情報ばかり流れ込んでくるというわけです。
便利ではありますが、情報の偏りが良いことかどうかは正直よくわかりません。
私は視野を広く持つということも大切だと感じます。
まとめ
今回の講義ではキュレーションについて知ることができました。
情報を取捨選択することは大切ですが、放棄するのではなく、様々な分野に興味を広げていくというのも重要なことですね。
最後に「情報リテラシー論」の講義をしてくださっている先生の紹介させていただきます。
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イーンスパイア株式会社代表取締役
ネットビジネス・アナリスト
横田秀珠先生
最後までご高覧いただき、ありがとうございました。